ミクシのあかり

 ミクシではコミュニティとかに出向かず、ミュージックをうろうろしている。自分の気に入っているあまりヒットしていない曲をわざわざ聴いては、その曲を最近聞いた人の人数などをチェックしている。自分だけかと思うとそうでもない。CD化されていない曲を聞いている人も割といる。
 コミュニティなんかは大部屋でとてもついていけない感があるのだけれども、曲つながりで人々を眺めていると、そこに登場する人々を温かい気持ちで見ることができる。同じ曲を聴いている人は、あまり怖くない。どこかの誰かと静かにほのかに繋がっているような。あえて会話はいらない「ひとのあかり」的な感覚だ。
 他のプレイリスト共有系サービスはそんなに関心がなかったけれど、他もこういう感覚が得られるんだろうか。それとも、どこか自分の部屋に閉じこもって人を待っているような、(表面上)クローズドなSNSであるmixiならではなんだろうか。