破く

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 高校生のとき、一学年上の先輩が大学入試の勉強法を指南してくれた。それはラジオ講座、ってやつで勉強する方法だったんだけれど、また、それはいつか詳しく書くことにして。
 その時、その先輩は、ラジオ講座のテキストの中の、ありとあらゆる広告を破りとって、本当に必要なページだけを残すのだ、と言っていた。なるほどな、と思って、私も真似をした。新しく買ったら、まず最初に全部広告や中綴じのハガキなどを破りとる。実はそれは、結構楽しい。
 それ以来、雑誌を買ったときは破れるものを全て最初に破りとるようになった。ホチキス綴じの雑誌の場合は、綴じてある反対側のページも広告である場合のみ、破く。テレビブロスは、だいたい片側が広告なら反対側も広告なので、心置きなく破りとれる。
 で、昨日サンキュ!も早速破り始めたのだけれど、テレビブロスのような判りやすさが無くて、とても破りづらい。タイアップ記事が多い、広告が独立していない、ホチキス綴じの反対側が広告でない、など、わざわざ破きにくいつくりにしてある感じ。なんだかイライラしてきて、記事だろうが何だろうがかまわず破ってしまいそうになった。