こないだの正月

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 若干時期はずれな話題になるが、今回の年末年始は巡業をしないで奈良で過ごしたことは、先日書いた。毎年、雑煮といえば関東雑煮というのかわからないが、澄まし汁に鶏肉と三つ葉となるとの浮かんだものの中に餅を入れて食べていた。私はあまりその食べ方が好きではない。もちは餡子か黄粉で食べたいし、雑煮というのは野菜がたくさん入ったごった煮、と思っているところがあるし。
 そのごった煮は新潟風雑煮で、大根とにんじんの短冊、ごぼう、こんにゃく、かまぼこ、鮭、焼き豆腐なんかが入ったものだ。最後にいくらを飾りで散らす。基本的に醤油味だが、年末に一回その汁を出して家族に意見を聴いたところ、「味噌が入った方がいい」というので、味噌を少量入れた形でアレンジして作ることにした。
 子供のころはその雑煮は好きでもなんでもなくて、いやいや食べていた。そこに餅が入っていると一個分損した気がするので、餅は餅で餡子か黄粉で食べ、汁は汁でノルマとして食べていた。でも、大人になって帰省して食べるとその新潟雑煮はなんだか懐かしくて美味しく感じるようになった。あいかわらず餅は入れないけど。
 今回は荷物に氷頭もいれてもらい、氷頭なますも作った。ちなみに、「のっぺ」は他の家族たちが嫌いなので作らず。おせちは別にどっちでもよかったけれど、ないとさみしい、という人がいたので安めのお重を購入し、簡単な煮物などは作り、後は市販品を詰めてみた。
 結構楽しかったな。毎年だと飽きるんだろうけど。