おいしい殺し方 −A Delicious Way to Kill−

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 「おいしい殺し方 −A Delicious Way to Kill−」を見た。ケラリーノ・サンドロヴィッチ 監督作品。素直に面白く、飽きない映画だった。DVDでテレビサイズで見る分にちょうどよく、知人がもしこれをDVDで借りるっていったら、「おもしろかったよ」と勧められる。家族の小5女児が見たがってもとめないし、基本的に趣味が全く違う家族(大人)と一緒に見るのも躊躇しない。わかりやすいから。映画館で見たらちょっと物足りなく思うかもしれないけれど。
 奥菜恵は以前「ドント・トラスト・オーバー30」で見て、コメディエンヌ、とまではいかないけど、コメディを壊すことなく行ける人なんだな、と思ったが、この映画でもちゃんとやってる。もちろん犬山イヌコはすごくいいし、池谷のぶえも良かった。あと、動く真木よう子をあまり見たことなかったけれど、きれいな人だなあ。
 ストーリや推理劇がすごいという話でもない。せいぜい、名探偵コナンや2時間ドラマ。(もしかしたらそのあたりのパロディかもだが)でも、ケラの脚本が楽しめるようにできている。ちょっとした小ネタも強く主張しない。そのあたりは三木聡の映画とちょっと違うかもしれない。特典映像見る時間がなかったのがちょっと残念。
 最近あまりケラの舞台を見に行けていないけれど、またチャンスがあったら行きたいな。