お掃除ロボット

 お掃除ロボット「ルンバ」を分解している番組を前に見たことがあるけれど、センサだらけだった。確かにそれくらい環境を感じとってくれないと便利と思えるレベルにはならないのだろう。とっても高度な技術を駆使したすっごい機械だってのはよくわかった。
 私は掃除は好きじゃないけれど、かといってルンバがほしいかというと別に欲しくない。家の中で常に勝手に何かが動きまわっている、っていうのに、まず疲れそうな気がする。ただでさえ今は乳児が家を這いまわっているし、もうこれ以上勝手に動くものはいらない。落ち着かない。
 将来的にロボットが家に入りこむ、ってことになるのかどうかはわからない。私にはどうもイメージできない。どう考えても邪魔だしうっとうしい。ルンバでさえ、ベースステーションに勝手に戻ると言っても、自分で戻れるような範囲にベースステーションがあるのか、と思うといやだな、と思う。自分でどっかの物入れの扉開けて片付いて欲しい。
 もし掃除機レベルの感覚で便利なロボットを買うのが当たり前になったとしても、動いていないときの佇まいの美しさが考えられたものであってほしいと思う。もしくは、「おやすみなさい」といって、自分で自分を畳んで本棚の横の隙間に収まるとか。そうまでしてくれるなら、家に入れないこともないな。