理由はよくわからないが、最近どうしても黒が着たくない。以前はどんなにきれいな色が並んでいても、すぐに黒を選んでいたのに。
そんなこんなで集めてきた黒い服だらけ。いわば月影先生のクローゼット。なのに、今年はそれらの服をどれも着たくない。下着、靴下もほとんどクロかったんだけれど、それすら身につけたくない。
しかも、黒じゃないからベージュ、とかではなくて、とにかく派手なものが着たくてたまらないのだった。なにかタガが外れたような感じだ。今年は黄色やピンクやオレンジを着たり、紫の帽子をかぶってみたりしている。(もちろんそれらの色を一度に着ているわけではないが)
昔、職場のデザイナーさんから、「女の人は加齢に伴って色彩感覚がおかしくなるから、おばちゃんの着ている服は変な柄」という豆知識を教えてもらったことがある。同じ年の友人にそれらをメールで送ると、彼女も今年はとにかく普段着ない柄ものばかり買っている、とのことだった。
彼女のメールには、ついにきたねヤッタネ! と書いてあった。
確かに、その日が来たね。
コメント