11月の出来事

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今日から12月になった。今月で2020年が終わる。

11月は、上旬に右目の黄斑前膜の手術を受け、仕事を少し休んでいた。左目の黄斑円孔の時は目にガスを入れてうつ伏せになり穴を塞ぐから入院したのだけれど、今回は日帰り手術だし、仕事もまあ、休めるなら一週間程度休んだ方が良いといわれた程度だった。ただ、目の回復云々より、視力が変わったので眼鏡が合わなくなり、「右目だけ極端な老眼で近くがよく見えない」という状態になった。細かい文字を読んだりパソコンを見るのは左目頼みだけど、左目は中央部に「引き攣れた」ような箇所があり小さい文字が消える。眼鏡を作れるのは視力が落ち着く一月後と言われているので、今もまだその状態が続いている。

目が不調のため時間はあるのにあまり本を読む気にもならず、溜まっている録画を消化する気にもならず、今振り返っても具体的にどう過ごしていたか思い出せないのだが、こういうふうに受容器がイカれることで脳機能が衰えるんだろうな、と思い、少し文章を考えたりしていた。といっても、NEWSがトリプルA面シングル出すとかSTORYの配信が決まるとかそんな出来事があったこともあり、書いていることはNEWSと手越くんに関する雑感で、最近の私の頭の中それしか入ってないのかがっかりだぜとも思っていた。

NEWSのSTORY配信についてまとめた後、手越くんについて書いていた文章がまとまらないまま時間が過ぎた。「Win Win Wiiin」という宮迫さんと中田さんのYouTubeの新番組に手越くんがゲストに出るので、それを見る前に「自分の中でのここまでのまとめ」を記録に残しておきたかった。見たら感想が上書きされて、それまで思っていたことが消えるような気がしたのだ。だから、とりあえず半分くらい削って強引にまとめた。その2つが、最近2回更新した内容だ。

「Win Win Wiiin」を見た後、その削った部分についてまた書きたくなったのだけど、上旬休んでいた分連日仕事を詰め込んでいたこともあり、少し忙しかった。他には、レシピカード対象店舗が遠くてなかなか取りに行けなかった加藤くんの「オルタネート」をようやく手に入れたり、「チンチャうまっか」を歌うNEWSや、手越くんの「猫」の歌ってみた動画を見て、やっぱり彼らの歌を聴くのが一番楽しいななんて思ったり、色んな雑誌を買い集めてわけがわからなくなっていたりしていた。

そして、一昨日の朝だ。

加藤くんと小山くんがコロナウィルスに感染してSTORYの配信が中止になったという件は、いつものようにツイッターのトレンドで知った。だから、私はその事実を知ると同時にツイッターの中の大勢の中に佇んでいる状態になってしまった。ファンや、ファンでない基本的に無関心な人たちが何か感想を言っている。なんで私はいつもこうやって、人の感想を先に読んでいるんだろう。回復を願うと同時に彼らを励ましているファン、コロナウィルスを恨み嘆くファン、他の、自分の大事な人のことだけを心配する人たち、そして、それ以外の、諸々。

巨大掲示板にこの件に関するスレッドが立っていた。私はこういうケースでの、人の悪意の最大値に目を慣らしておこうと、少し自分のモードを変えて覗いた。ツイッターと違って、巨大掲示板の「素性のわからない悪意」は意外と無感情で読める。これが、こういう状況で湧いてくる人間の悪意の限界か。それにしてもクソだな。ネットってクソ、いや、人間がクソなのか、いや、それをあぶり出すようなサービスがクソなのか。そうやってクソクソ思ってたら気持ちが不安定になったので、クソよりもっといい言葉はないのかとネットで類義語を調べ始めて「唾棄すべき」という言葉を見つけた。ネットって便利だ。唾棄すべき人間がクソ。

彼らの状態や気持ちをあれこれ想像してしまいそうになるし、先回りしてあれこれいたわってしまいそうになるけれど、私に彼らの気持ちなど到底理解できるはずのないことなので、考えるのをやめた。あとは願うことと、願っている人がいるということを誰かに示すために呟くくらいだ。

早く良くなりますように。