サドガシマらて

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 日帰りで佐渡へ。そういうパックらしい。9時の寺泊発の高速船に乗り、10時に赤泊港へ着いてから、観光バスで佐渡を観光する。帰りは3時40分の船。確か、船代、観光バス代、昼食込みで、大人6300円、子供4000円という格安ぶり。
 佐渡へ行くのは3回目だ。一回目は高校の美術部の合宿で、2回目は学生時代の友人たちと2泊3日で。どちらも日程的にのんびりしていた。だから、今回のような「日帰りで佐渡」というのはイメージしづらい。どうも佐渡は自然の中ゆっくりと時間が流れている印象があった。
 でも、このツアーは観光バスで次から次へといろんなところへ連れて行ってくれる。「佐渡島観光は日帰り格安が可能!」というある種の主張のようなものを感じる。酒造見学(酒試飲)、妙宣寺(五重塔)、佐渡歴史伝説館(食事)、ゴールドパーク(砂金取り体験)、たらい舟(乗船)、みそ工場見学(味噌汁試飲)。佐渡ヶ島にいたのは5時間半程度だというのに、これだけ連れて行かれた。集合時間指定がかなりタイトなので、ガイドさんもいつも小走り、客もいつも小走り。ゆっくりお土産を選ぶ、という雰囲気ではない。まあ、砂金取りもたらい舟も歴史伝説館もオプションで自腹だから、そこを見ないとか体験しないとかしてゆっくりお土産買う、という手もあったんだろうけど。とにかく今回は、なんだか知らないが、異常に疲れた。もしかするとこれは「今度はゆっくり来たいね」と思ってもらうためのツアーなのかもしれない。