シゲアキ祭

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 時々私の中の佐藤藍子が出てくる。今回は「加藤シゲアキに改名すると思っていました」
 というか「佐藤アツヒロの文法で言ったら加藤シゲアキだよな」「いつかピンで俳優やっていくならきっと加藤シゲアキになるんだろうな」「昔より今は顔が【シゲアキ】って感じだしな」とは思っていた。書いとけば佐藤藍子にならずにすんだのに残念。
 でもまさかこのタイミングで文壇デビューして改名するとは思っていなかったので昨日は慌てた。文壇デビューはともかく、改名の面白さでtwitter上の一部で加藤シゲアキ祭りになっていた。昔からのファンはきっと「成亮」って名前が読めるから、何でそんなカッコ悪いカタカナに変えるんだって思っているに違いない。でも、関ジャニ∞ファンでコンサートにも足を運ぶ一般よりジャニーズ寄りの私の実妹ですら、加藤君を「加瀬君」と間違えていた。確かに「加藤成亮」は「加瀬亮」に空目しやすいのかもしれない。もちろん私も読めなかった。でも品の良い名前だったけども。

 私が見た範囲での話だが、加藤君の文章の良いところは素直で正直なところだと思う。文章もよく書けている大学生のレポートのような整然とした美しさを感じた。だから、文壇デビューという大げさな煽りに若干不安を感じている。しかも、内容は「芸能界を舞台に、成功と挫折という2つの道を歩む親友同士の話」。ファンやアンチたちは行間を深読みしてあれこれ言うだろうし、無関係な人はそれこそ容赦ないだろうし。
 まあ耐えられるか耐えられないかは加藤君の精神力が試されるだけの話。などといろいろ書いている時点で私の加藤君への肩入れ半端ないことが自分でもわかる。
 多分、買うんじゃないか?加藤シゲアキ著「ピンクとグレー」
 買って良かったと思える作品でありますように。