凄味

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

せっせと更新しているのに、ある日突然何も書く気がしなくなってしまうことがある。またそういう状態に陥ったので一応歯止めの更新。無理やりにでもなにか書こう。


先日、飲み会に出席した。たまに声をかけてもらうことのある集合の飲み会なのだけれど、家庭の事情でほぼ欠席し続けてきた。でも声がかかるのは多分今回で最後なので、家族に頼んで出席させてもらった。

「アウェー」って言葉を連呼したくなるような飲み会。でも飲み会に出席すること自体がこの5~6年なかったから、外でお酒を飲めることが楽しかった。左隣や前に座っていたのは22歳くらいの女の人。話していると左隣の人のお母さん、48歳。私より一つ上なだけ。そりゃそうだよね。

彼女たちに対して「なんだか透明感があるな」と思ってしまった。単に皮膚や瞳の細胞の若さなのか、もっと精神的なものなのかはわからないけれど。私もこれくらいのときはこんなに透き通っていたのかなあ。やっぱ個体差はあるか。

最近鏡とか見ると、冗談抜きに、頭の中のイメージとは全然違う人がそこにいてぎょっとする。洋服などを選ぶときにも、いったい私はどこへ向かうのがよろしいのかね、などと思うことがある。アンチエイジングとか美魔女とかそういう方面に力を注ぐ人もいるんだろうけど、美容に情熱を注ぐ素質がないのは若い時からわかっている。興味がないことはなにやったって続かないもの。

今更消えうせることが分かっている若さに執着するよりは、加齢した人間の「凄味」を体現する見た目が理想だなあと最近思っている。負け惜しみとかそういうことではなく、「お変わりなく若くていらっしゃる」という方向性は私には無理だから、「年を重ねて凄味がでてきましたね」という路線でいきたいと。

でも、具体的にどういうことかはまだよくわからない。凄味というものがどういうものかもよくわからない。もっとたくさんいろんなこと考えないとね。