【おまけ−おもいで話など】

 いちばん最後に編集部に行った日(「みかん」参照)、エンピツ賞の賞品のひとつだった「糸井重里さん使用のペンギンのライト」を、直接持って帰りました。その日は最後だとわかっていたので、カメラを持参して、エンジンルームの写真などを撮りつつ。上村悦子さんの写真も、撮らせていただきました。「休刊パーティあるから、また連絡するかも」といわれたけど、連絡来なかったな。ずっと「いつなんだろう」と思っていたけれど、しばらくして、何かの雑誌でビックリハウスの休刊パーティの様子の話がチラッと載っていて、「ああ、連絡来なかったんだー」とその時ほんの少しだけ切ない気持ちになりました。まあ、考えたらがっかりする方が図々しいというか。

 おっきなペンギンを抱えて渋谷から帰る途中、ロッテリアでリブサンドを食べ、テーブルにそのペンギンを置いて写真を撮りました。小平の4畳半のアパートに戻ってからも、セルフタイマーでペンギンと一緒に写真撮ってました。当時の日記を見ると、「短かったけど楽しかった。いい経験だった。」と書いてありました。まさしく、そんな感じ。自分の文章が雑誌に載るってのは、楽しいことです。
 でも、その思い出のペンギンも、4畳半一間ではそのうち邪魔になって実家に引越し、さらに弟が大学へ入るときに仙台へ行き、仙台で余生を過ごしたようです。弟には「糸井重里のペンギン」と一応言っておいたけど、信じてたかな。


ペンギンinロッテリア写真

ペンギン in ロッテリア

ペンギンin四畳半写真

ペンギン in 四畳半